「安全にセックスやSMプレイをするための解剖学講座」参加レポ
悠です。
水嶋かおりんさん主催「安全にセックスやSMプレイをするための解剖学講座」を受けてきました!
安全な緊縛について医学の専門家に切り込んでもらおうという趣旨。
振り返ればSMバーでのアルバイト時代、先輩の女王様から教わったのをきっかけに緊縛を嗜んできました。
「人の命を預かることを自覚して、縄はすること!」
と何度も念を押され、安全第一の緊縛をするよう指導されました。
最近渋家に吊りができる梁をこさえ、よーし本腰いれて勉強するぞー!
と息巻いていた矢先に目に飛び込んできた、この講座。
人体を扱うのに改めて解剖学を学んだことってないな、と反省し、参加を決めました。
この日の講師は臨床検査技師の鈴木さん。
まず配られたのは白紙のスケッチブック。
「では、人体について分かることを絵に描いてみてください。」
Σ(・ω・ノ)ノ!
私たじたじ。
自分でわかったのは(間違いもいっぱいあったけど・・・)黒で描いた臓器のみ。
あとは鈴木さんが丁寧に、どこになにがあるのか、自分の身体に書き込みながら(!)教えて下さいました。
自身の経験と照らし合わせ、その場で質問しながら身体の仕組みを学べるのは、すごく実りが多い。
参加者は10人前後でしたが、この日は鈴木さんを含め医療従事者が3名も。
これは凄く貴重なことで、お互いにはない情報を交換・共有できました!
SMという言葉がカジュアルになる一方、プレイでの事故も増えてきている昨今。
SMでの事故は、身体のみならず、大切な人との人間関係までも修復不可能にしてしまいます。
危機意識を促すためにも、医学従事者の方の意見を取り入れたガイドラインもしくはカウンセリングの場が必要だな、と思いました。
是非また次回あれば行きたいな~。
今回は神経系や血管、循環器系の話が多かったのですが、専門によってはまた違う見方もありそう。
ところで、主催のかおりんさんに今後の野望をお伺いしたところ、
講義を何回かやり概要がまとまってきたらカリキュラムにして学校みたいにしていきたい、とおっしゃっていたのが印象的でした。
性にまつわる活動家で、今とてもアツい、かおりんさん。
セックスワーカーの地位向上に尽力し、『私は風俗嬢講師』(ぶんか社)という本も出されています。
「今、これ系(の活動)では私一人で走ってるかんじ。仲間が欲しい。」
今回の参加者のうち半分以上が男性だったのを思うと、彼女の言葉や行動に勇気づけられるのは、女性のみではなさそうです。
講義中に流されたDVD
(終)